私が邱さんの作品を読む年の一年前から
週刊ポスト誌で「悪い世の中に生きる知恵」
という作品の連載が行われていました。
連載が終り、同名の本が日本経済新聞社から出版されました。

このときの週刊ポスト誌の編集長をしていたのが
このホームページで健筆をふるっておられる関根進さんです。

さて、この『悪い世の中に生きる知恵』には
当時36歳であった私の好奇心を刺激する話が満載されていました。

その一つがワンルーム・マンション投資でした。
その投資に励んだ話をこれまで書いてきましたが、
邱さんは飲食店舗用の建物の一室のオーナーになる話も紹介しました。
邱さんが紹介した話を開発したのは葛和満弘さんという人です。

葛和さんは店舗オーナーと
店舗を借りて飲食店業を営む人を結びつけたビジネスモデルを開発し、
『店舗銀行システム』と名づけました。

私は葛和さんの事務所を訪れ、
博多でこのビジネスを展開していると聞きました。

私には腕のいい歯医者に嫁いだ姉が神戸にいます。
この話を姉に紹介し、博多も行って飲食店用の
建物の部屋を見学に行かないかと誘いました。
姉は賛同して、二人で博多まで行きました。

姉は博多で説明を受けましたら、帰りのときにはもう
「飲食店用マンション」のオーナーになることを決めていました。
そんな姉を見て、私も飲食店舗のオーナー業の
マネゴトがしたくなってきました。